「輸送戦艦スペース・デブリ」
2011年07月09日 22時09分
こういうの好きだなー。バリバリのスペースオペラ(作中ではスペースロックンロールと言ってます)。
やらない夫たちは宇宙の運び屋です。ただし普通の運び屋ではなく、使っているのが宇宙戦艦ということ。いや、もうこれだけで来たなって感じですね。
乗組員は艦長のやらない夫、火気管制担当の羽入(書くのをためらうようなオゲレツな単語を連発する)、操舵、整備担当のやる夫(なんか越えちゃいけない一線を越えちゃった感じの女好き)、戦闘機のパイロットのストライダー飛竜(この人はまともだと思っていました)、お客として乗船したのにいきなり索敵担当のルイズ(突っ込み)。この5人が政府や宇宙海賊を相手に立ち回ります。
舞台は権力や武力がモノを云う厳しい世界です。しかし、そこはそれ「戦艦」です。目には目をのハムラビ法典よろしく、それに負けない力と侠気を見せつけてくれます。これは痛快です。
そして、これがスゴい個性なのですが…このお話、下ネタ満載です。セリフのパロディがあちこちにあります。ニヤけながら読んじゃいました。