「白饅頭は人類絶滅の夢を見る」
2011年05月31日 22時28分
これは…どうなんでしょう。人に勧めることはためらいます。受けつけない人も多いでしょう。
ただ、わたしはおもしろいと感じました。これを「おもしろい」と云うのもためらいがあるのですが…
話運びはひどくゆっくりしていて、世界観の把握できるような情報も限られます。読んでいてもどかしさを感じます。主人公のやる夫の立ち位置が不明なまま、その身に振りかかることは理不尽で残酷です。
そして、孤独です。本当に孤独です。
誰とも接点がないばかりか、その可能性も奪われてしまっているのです。
その彼にもささやかな心を許せる存在(人間以外)ができます。けれどもそれもあっさりと無慈悲に奪われてしまいます。あとは…タイトルから想像してください。
それなりの評価ができるようになる分量は第9話あたりだと思います。